工法

既設吹付け面等の補修・補強

~クモの巣ネット工法またはパワーネット工法~

老朽化したモルタルを取り壊して、また同じ吹付けをしますか?

老朽化した既設吹付け面の例

既設吹付け面の剥離破壊状況例
(寒冷地でよく見られます。)

老朽化したモルタルを取り壊し、再吹付けする方法には、 様々な課題があります。

様々な課題

既設吹付け箇所は、表層の風化が進行して脆弱化していることが 安全性 予想され、また、吹付材でわずかに支えられていることがあります。
この状態で取り壊すと、脆弱層の崩落発生もありえます。
取り壊し時の飛来防止として、H鋼などの仮設落石防護柵設置仮設備の他、新規吹付けのための吹付プラントが必要になります。
また、工事完了まで、仮設備を長期間設置し続けることになります。
取り壊し材、新規吹付の跳ね返り材等が 産業廃棄物として大量に発生します。
取り壊しする時や新規に吹付けする時に、 騒音・粉塵・排ガスが多く発生します。 また、多くの場合、交通止めや片側交通等の規制を伴います。
手間のかかる工種が多く、仮設備の設置から撤去まで、 工事は長期化する傾向にあります。
前と同じ工法を施工しますので、近い将来に、 再々度の施工が必要になることが想定されます。

「クモの巣ネット工法またはパワーネット工法」なら

高強度ネットにより、補強材間の崩落を抑止します。 産業廃棄物の発生が大幅に少なくなります。

道路幅が狭い箇所等においても、施工が容易な工法です。 仮設防護柵が不要になったり、交通規制の縮減・低減ができます。 また、簡便な構造なので工期が短縮でき、 緊急対策工事としても適しています。