工法

高強度ネット工法

~多様なニーズに応えます~
  • 高強度ネット工法は、公称素線引張強度1,770N/mm2 の硬鋼線からなる 高強度ネットを主材とする柔構造の斜面対策工法です。
  • 高強度ネットの力学的特性を十分に発揮させることで、安全かつ短かい工期で 斜面対策を行うことができます。
  • 高強度ネット工法では、用途別にネットを取りそろえ、求められる多様なニーズに 対応することができます。

使用ネット例

(グリーンナックスネットは、デルタックスネットに繊維状樹脂シートを装着したネットです。) ※網目の表示寸法は、交点間距離

テコネット 素線径 3.0mm
デルタックスネット 素線径 2.0mm
グリーンナックスネット 素線径 2.0mm
スパイダーネット S3-130 素線径 3.0mm 3本より線
スパイダーネット S4-130 素線径 4.0mm 3本より線

高強度ネット工法の特長

高所作業にも

大きな機械を用いないため、高所での施工にも適しています。

交通量の多い箇所にも

施工が簡便なので、多くの場合、交通規制を行うことなくバリケード程度の簡単な防護施設だけで施工できます。

狭い箇所やカーブ箇所、雪の中での作業にも

大きな機械が不要で、材料の大半が二次製品なので、厳しい立地条件や気象条件下での施工 にも適しています。

素線の引張り強度特性

高強度ネットは、素線引張り強度1,770N/mm2 以上の硬鋼線です。 一般的な金網は、素線引張り強度 290~540N/mm2 の軟鋼線です。

高強度ネットの素線引張強度は、一 般的な金網の3~6倍以上あります。 また高強度ネットは、破断するまで大きな荷重に耐え、ある荷重以上からは変位増加率が減少します。 すなわち、地山の初期変状時点から「粘り強さ」で対応できることが試験 結果に顕著に現れています。
斜面安定には、この粘り強さの特性 が有効です。

高強度ネットと一般的な金網の ネット面垂直引張強度特性比較 (TECCOの場合)

端部の加工

左右端部は 「ねじり加工」が施されています。
一般の金網は、端部加工がなされていないため、引っ掛かりなどによる 変形や損傷が発生するという課題がありました。
高強度ネットの端部は、外れることはないので、弱点部になりません。

一般的な金網の端部(無加工)
高強度ネットの端部(ねじり加工)

今、環境への負荷を低減する対策工が強く求められています。

2 0 1 5 年 C O P 2 1 に お い て パ リ 協 定 が 採 択 さ れ 、地 球 規 模 で の 環 境 改 善 が 重 要 と な っ て い る 今、対策工も従来型から環境負荷低減型への転換が望まれております。 高強度ネット工法は、コンクリート構造物に比べCO2 排出量の大幅削減を始めとして、様々な 環境面で向上が図れます。

CO2 排出量の大幅削減

その他の特徴

  • 産業廃棄物の大幅削減
  • 周辺景観との調和
  • 騒音・振動・粉塵の大幅削減
  • 交通規制の削減
  • 大気・土壌・水質の汚染減少
  • 省エネルギー・省資源化の向上

試験および実験

エコ・パワーネット工法会は、工法の安全性や信頼性、部材の品質を確保するために、 考えられる様々な試験および実験を行っています。

高強度ネット工法の性能確認(実物大の実証実験)

総重量約300t 、幅12.5m×長さ10.0m×厚さ1.2m、補強材間隔2.5m千鳥配置

TECCOネット プレート拘束条件下の引張試験
TECCOネットネット面垂直引張試験
パワーネット工法の模型実験締付けによる地盤拘束実験
TECCOネットネットの押し抜き試験
SPIDER S4ネット周縁ロープへの荷重分担試験
SPIDER S4ネット引張試験

この工法で使う製品